時事問題

連鎖のように、自殺や自殺予告が相次いでいる。連鎖反応が起きるのではないか、と思っていたら、案の定起こってしまった。これを止めるすべは、本当になかったのだろうか? いじめだけでなく、虐待も受けていたわたしは、毎日がしんどくてたまらなかった。1…

毎年この日になると、頭から離れない歌(詩)がある。栗原貞子さんという方の《生ましめんかな》である。(ヒロシマピースサイトより引用) 生ましめんかな -原子爆彈秘話- こはれたビルデングの地下室の夜であつた。原子爆彈の負傷者達は暗いローソク一本な…

カテゴリが間違っていないだろうか、と、この文章を書く前に、少し思った。闘病がもはや日常となっていて、なおかつその前にあるハードルは、すでにそれ以前に、死ぬまでまとわりついてくるものである。倦怠感のまとわりつく体を引き剥がすようにして起床す…

あれから11年。 それでもこの日を迎えると、涙がとまらない。 「忘れないで」と人は言うけれど、あのような体験は、記憶をごっそり持っていかれない限り、忘れることは不可能だ。何度も震災の夢をみては、悲鳴をあげて飛び起きて、寝るのが怖いと焦点のあ…

兵庫県立聴覚障害者情報センターに、災害メールを受け取るための登録をする。これで、何かあれば、携帯に情報が入るようになる(そんな情報が発生しないことを祈るばかりだが) わたしのような軟弱者が、何もかもひとりでできるとは思わないし、思えない。思…

友達と会う。電車に揺られる時間が長くて、2人で居眠りをばこく。わたしは携帯の表示で会話するが、車内では原則として携帯は禁止となっているため、無口になって、それがまた眠気を強くする。 何かの声で、目が醒めた。赤ちゃんの声と猫の声は似ていると思…

いつ、その文字を目にしたか、記憶はさだかではない。成人してからか、それとももっと以前なのか。媒体は映像だったのか紙だったのか、という細かいことも、印象に強く残っているわりには忘れている。 『かくて暗がりの地獄の底で新しい生命は生れた。 かく…

新聞の見出しは、こうだ。「生きた 震災の経験」大声をあげて、笑いたくなった。泣きたくなった。そして、「おまえは何を見ているんだ」とも、叫びたくなった。阪神大震災のときに、福知山線を使っていた人は多い。忘れたい記憶だらけで、実際「俺やったら、…

朝――正しくは昼前、福知山線の脱線事故を知った。ホップが体質から効きすぎてしまっていたのと、なかなか寝つけなかったわたしは「…疲れた…」と、ベッドに転がっていた。ホップを飲むと、軽い眠気が持続する。「もう薬は飲みたくないが眠りたい」という友達…

ローマ法王ヨハネ・パウロ二世の死去を知る。 その人の死は、わたしにとって少なからぬ衝撃であった。ヒロシマとナガサキのことを勉強していた子供の頃、その名を目にしたことがあったからだ。幼い頃の不思議な経験も関係しているのかもしれない。 わたし自…

昨晩帰るなり、TVとMacをつける。福岡の友達*1の安否確認はまずまずうまくいっていて、体じゅうから力が抜けてへなへなと崩れそうになった。その反動で、地震の画像などは見られない。見たらまた新潟のときのように、自分が参ってしまうからだ。阪神・…

10年めの朝を、奇妙な気持ちで迎えた。 風邪をひいてしまっているわたしの体は、高熱で悪寒と倦怠感を感じていた。それでもわたしにとって、無視できるような時間ではなかった。少しくらいなら起きられるだろうと、水分をたっぷり採って保温につとめ、テレ…