10年めの朝を、奇妙な気持ちで迎えた。 風邪をひいてしまっているわたしの体は、高熱で悪寒と倦怠感を感じていた。それでもわたしにとって、無視できるような時間ではなかった。少しくらいなら起きられるだろうと、水分をたっぷり採って保温につとめ、テレ…
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