兵庫県聴覚障害者情報センターに、災害メールを受け取るための登録をする。これで、何かあれば、携帯に情報が入るようになる(そんな情報が発生しないことを祈るばかりだが)
わたしのような軟弱者が、何もかもひとりでできるとは思わないし、思えない。思ったとしたら、それは傲慢でしかない。障害があれどなかれど、わたしは何かを人に頼らずには生きてはいけないだろう。人という文字は、支えあう様子を表したものだからだ。
聴こえないとやはり、できないことは増えてくる。
その逆で、聴こえないからこそできることも、ある。
災害の前には、日々できることなんて、小石程度にもならないかもしれない。


少しでも、何かができるようになっていたい。
11年前のわたしはあまりにも弱く小さく、守られていなくてはならなかったから。
今も当時とさして変わらないかもしれないが――




冬はわたしを憂鬱にする。とくに1月は。
わけもなく涙が出る。