わたしは発達障害である、ということ。
なまじそこそこ勉強ができたものだから、「この子は聴こえないから変わってるのかしらねぇ」としか思われず、つい先ほど指摘されるまで、わたし自身も知らなかった。聴こえないと、色々ありすぎる。確かにそうだろう。事実、そうだった。会話は映画の字幕や本でしか知らないため、主語や述語が抜けがちになってしまったり、とはいえ、わたしは「てにをは」をある程度自由に操ることができたため、「自分の会話が文章として成り立っていない」ということに気づけなかった。こうして、時間をかけて書くと、別におかしなところはなさそうに見えるが、会話となるともう駄目で、相手に誤解されてしまったり、その誤解を解くのに苦労したり、しまいには、相手を「そうさせるつもりがなくても」、困らせてしまったり怒らせてしまったりする。

幼い頃から言われてきた。
「障害を言い訳にするな」と。
事実、したくなかった。

けれど、この事実をどう扱えばいいのか。
わたしは今、とても混乱している。





治療法があるのなら、どんなにつらくても良いから今すぐはじめたい…