エビリファイを飲み始めてから、色んな事があった。
まず、抗うつ剤の打ち切り。11年も抗うつ剤に頼って生きていたわたしの不安は断薬を恐れていたが、1週間目の憂鬱以外に、特に変わった事はなかった。ただし、打ち切り7日後に既に憂鬱感が出ていたのと、エビリファイは三環系との飲み合わせに注意が必要なため、もう一度抗うつ剤を飲むとしたら、今度はトレドミンしか飲めない(パキシルルジオミールは危険性が高い)のと、この新薬に賭けてみたかったのとで、「エビリファイを増やして下さい」と主治医に頼む。
まだ血中濃度は安定してはいないが、このままいけば、アレルギーの薬は別としても、昼間はエビリファイだけ飲めるかもしれない。そんな淡い希望を、希望とも言えない淡さの夢をいだきつつ、診察を終える。


どうもわたしは話がまとまらない(まとめられない)人であるらしい。
しかし、それは相手にもより、わたしは「訊きたいことがあるのなら、レポートみたいにまとめてきて」と昔の主治医に言われた過去をもつためか、医者の前では何事もまとめて話す。まとめられなくて混乱して、泣き出したり取り乱したりすることもあるが、そんなことは滅多になく、「どこどこの具合が悪いのですが」や「眠りが短くて困っています」といった『まとめ言葉』で自分をまとめてしまっている。
日記は文章なので、ある程度のまとめがきく。
しかし、それこそが今、わたしが一番問題としているところで、『安心できる人の前』だと、話がAかと思うとBへ行き、片付かないうちにCへと脱線して「多動症ではないか」と心配をかけている。ところが、医者の前となるとまとめて話してしまうため、多動には(あまり)見えないが、実際わたしは多動気味な部分があり、洗濯も掃除も『多動の典型の末路』を取っている(つまり「片付け方がさっぱりわからなくて、どうして投げ出したのかもさっぱり忘れている」のだ)

ひどいと日記の続きさえも忘れる。
また今度、診察で話してみよう。