よく読んでみると、この日記、闘病と日常で占められている。この頃読んだ新刊あったかなぁ…と、記憶をあまり残してくれない脳をかきまぜてみる。ときどき、自分が何をしたか、何を話したか、何をしていたのか、忘れてしまうときがある。本棚を見上げてみると、桜井亜美の本がきっちり並んでいる。たぶん、彼女の本しか読んでいないのだろう。小説を新刊で買うのは、彼女の文庫か、嶽本野ばらぐらいなもの。それか須賀しのぶ。高校生だった頃と比べると、何と読書量が減ったことだろうか。あの頃はとにかくライトノベルと呼ばれるジャンルに夢中で、懐かしきスーパーファンタジー文庫の気になる新刊は全て買っていた。今でも我が家に残っているし、たまに読み返すこともある。一番読んだのは、丘野ゆうじだったかなぁ…団龍彦とか。田中芳樹は《アルスラーン戦記》を揃えていたし、菊地秀行も《魔王伝》とかよく読んだ(今思うと、これは同人誌でかなり人気があった作品だなあ…)
あ、ハリポタの新刊は、数時間で一気に読んだかな。
最近、医大に頻繁に行くようになったため、小さなバッグには、文庫本を忍ばせている。


金曜日に入れていたチューブが1週間であえなく脱落したため、再切開&プチオペ。前の麻酔法は時間がかかるし、わたしには効きにくかったので、そのままキシロカインを綿にひたして、耳の中に入れて待つ。どちらかというとこちらのほうが痛くなかった。ベッドに横にならなくても良いし。



鼓膜切開キット。真ん中がメス。右が鉗子。


こういう器具で耳の中をぐりぐりする。耳の中は狭いので、やらねばならない作業があっても、なかなか道具や条件が揃わねばできないのだ。この日、主治医が迅速に対応してくれて、ものすごく助かった。
余っている抗生物質を飲んで、また金曜日に来院の予定だ。


少し遅く帰宅した父親と、外でご飯を食べていると、わけもなく不安になって、自分の体が透明になって空気にとけていってしまいそうな感覚に襲われ、衝動的にリスカしてしまう。刃を替えたばかりのカッターは鋭くて、なかなか血が止まらなかった。
そして帰宅後、また精神的にキツいことがあったので、今度は縦に切って十文字リスカ
「そんなことやるなよぅ」
と、友達は哀しそうに言うけれど、ごめん、わたしは弱すぎて止められない。