2006-05-09 ■ 闘病生活 定期診察で、ブロバリンと海の話をした。 「こらえて下さい」 そう主治医は言った。 さいわい毎日のようにこんな考えは浮かんでくるわけではなく、ふとした瞬間に訪れ、ある程度の持続が見られる……まるで何かの発作みたいに。 ブロバリンをこれ以上与えると本当にやりかねないと思ったのか、主治医はベゲタミンをくれた。赤くないベゲタミンではないが、もはや飲んでも飴玉にラムネ感覚。眠れないくせに、未明になると気絶する。 体内時計がずれてしまっているのだ。 早めに薬を飲んでも、ゴロゴロと転がっているほかにすべはない。 悔しい。せっかく治ったと思ったら、また吸血鬼だ。