ゴールデンウィークなどという南蛮語は、わたしの辞書には存在しない!!
…と豪語? してもおかしくないほどの連休だった。まず、PCが不調。猫が体調不良。テレビにノイズ、最終日の雨にて雨漏り。
何より自分の精神不調――きっと女性ホルモンか何かのせいなのだろう。ふと、何もかも投げ出して海へ行きたい、海へ行くだけならまあ良いのだが、そこでブロバリン3袋を空腹の胃にぶち込んで醒めない眠りにいざなわれてしまいたい。なんてことを転がりながら思っていて、何かしていないとどうにかなってしまいそうだったので、換気扇を洗った。
生まれ育った海辺で命を絶つなんてことを考えるあたりで、相当イカレてしまっている。しかもブロバリン。主治医は責められるだろうし、自分を責めるだろうし、それは周囲もそうだろう。今まで支えになっていたものが、ふと消滅してしまい、自分で死神を招いているような状態に、ここ3日ほどあった。
そんなものからも、何とか『支え』によって抜けだせつつある。


連休は、平日の倍ぐらいの確率で事故がある。遊び中の事故。遊びに行く途中での事故、遊びから帰ってきたところでの事故。命を落としてしまう人もいる。誰もが死ぬつもりで事故に遭遇するわけではない。死ぬつもりで事故を起こす人はいるが、死ぬつもりがないのに事故を起こしてしまう人は、死ぬつもりの人より多いだろう。
そんな日常に生きていて、わたしは引きこもりも手伝ってか、さいわいながら事故に遭遇したことがない。大怪我をするほどの事故に、という意味だ。せいぜいが「自転車が激突した」なんていう、可愛いものだ。
日常に何もない人間が死に思いをはせ、何かあって生きられなくなった人がいる。
何をバカなことを考えてしまっているのだろう。
海猿》を観たことも手伝ってか、海で消えたい気持ちはなくなった。





閉じこもってばかりでは体にも悪いので、月曜だというのになぜか休みである父とともに、神戸花鳥園を訪れた。色とりどりの草花、鳥。熱帯の植物。オレンジや赤、青くて当たり前の鳥たち……
いのちの色に、触れた気がした。