なぜか痛い場所が多い。
頭痛が数日続いて、その次は腹痛。トレドミンの副作用のひとつである「腸粘膜を弱らせる」が、今年に入ってから目立つようになった。もともと胃腸が丈夫ではないところへこれが来てしまったので、整腸剤も飲むようになった。
1日100ミリグラム飲んでいるが、病状からして減らすことはできない。
50ミリと書いてしまったが、朝晩に50なので実際は100。
確かに、これで体がガチガチのわたしって何なのだろうか。


ときどき、古典文学の誰かさんではないが「身をえうなきものと思ほして」という一節が浮かび上がる。この、わたしという存在は、世の中の「何に」役立っているのだろうか、と思って、考え込んでしまうときがある。
障害、薬や病気のデータを取るほかに、何の役にたっているのだろうか、と。


優れていなければ、生きている意味など無い。
わたしはいつもそう思ってきた。
……だけど、それはただ、この世界の残酷な事実ではあっても、真実ではないだろう。


生きている意味、生まれてきた意味を最初から知っている人間は居ない。
だから、わたしはいつも求めている。さがして、いる。




わたしが、わたしとして生きる意味を。
そんなことは知らなくても、生きていけるものかもしれないけれど。
わたしはどうしても、意味をさがしてしまう。


あらゆる存在に無意味なものなど決してないと、信じたいのかもしれない。