夕方ぐらいから、雨が降り出した。
それまでは寝ていた。眠剤は今のところ自分でコントロールできず、主治医の指示に従って飲むしかないので、3〜4時頃に起きてしまって、結果として寝不足になっていたためだ。朝、早起きしてすることは、何も(特には)ない。ただボーッとして、食欲があるなら朝ご飯をいれて、眠れるようなら二度寝してしまう。ダメなら、書いているものを推敲したり、ゲームをしたり。
できるだけ昼には寝たくない。父親に文句を言われるから。主治医は「昼寝も適度に必要」と言ってくれているが、父はまだ、わたしの病気が理解できていないし、するつもりもないようだ。寝たくない。動きたい。それだけの理由で「サノレックスが欲しい」と駄々をこねて「飲んでみますか」と言ってもらえたのに、「あ、アナフラニールエビリファイを抜かないと飲めませんから、あきらめなさい」と、紙切れにでっかく書かれて返された。まあ…ちゃんと組み合わせを調べてくれているあたり、この先生はいい先生だなー、と思う。

で。
退屈だったので、待合で本を読んでいた。カバーをかけるべきであったと、今さらながら後悔してみる。《「死んでもいいや」症候群》という本で、自殺のことがつらつらと書かれている。

「死んでもいいや」症候群 (宝島社文庫)

「死んでもいいや」症候群 (宝島社文庫)

まあ、こんな本なわけだが、いざ診察が終わり(すぐ呼ばれてしまった)、さー読むか!! と気合を入れると、横に座っていたお姉さんが、タイトルを覗き込んで(何故覗き込んだのかは謎)ぎょっとしていた。いや…ぎょっとされてもね………たまたま本棚で目にとまった本がそれだったんだから…まあ、こんな蔵書があるわたしも問題といえば問題だが。

さて、夕食の支度をしなくては。