リストカット親バレした(と書いてみたが、この日本語を試験で使うと0点かも…)
今日もバルビツールで沈没していて、憂鬱だったりして、ずっと布団にくるまっていて、ほとんど何も口にしていないことに気づいて階下へおりる。父親がテレビを観ていたりして、ごく普通の家庭のようだ。
「脳波行かんかったんか」
「うん。何か具合悪いから」
「ふーん…」
確かに、憂鬱なときに脳波はあんまり取りたくない。何だか余計なモノが出てきてもおかしくなさそうだから>そうしたら、わたしの病気がハッキリするんではないだろうか…と、書いていて気づいた


「これ何?」
父が左手首のバンドエイドに気づいた。わたしも2つも貼った記憶はない。
「怪我してん…ほら、わたしどくんくさいし」
ほんの少し沈黙が流れたのち、
「はがしてみ」
…とうとう言われたか。どう見ても工作とかでついた傷ではない。「片方はあやに引っ掻かれたの」と、愛猫のせいにしてみたが、父がわたしの左手首を見て何を思ったのか、わたしにはわからない。
離れて住んでいる母親は、わたしがリストカッターであることを知っている。遊びにいったら、きっとわたしは目の前で笑いながら手首を切るだろう。そして言うのだ――「捨てない? もう2度と捨てない?」と。


どうして切るのか問われたとき、わたしは「安心できるから」としか答えられなかった。では、何故安心するのだろうか? 何故、リストカットでなくてはならないのか。何故、同じ血を流すにしろ、手術や月経ではいけないのか…わからないことだらけだ。




今も、パソコンの前でわたしはボンヤリしている。