休みの父とともに、岩盤浴を経験した。経験というより体験…?
本当は医大へ行かねばならなかったのだが、何たることかわたしは寝坊。寝坊と抜けきってない薬(起床後1時間ほどで頭が覚めてくる)でぼんやりしていると、父親が「がんばんゆに行くぞー!!」………がんばんゆ? …岩盤浴だよ。
そんなこんなで、地元のスーパー銭湯と呼ぶ施設にセルシオで突入。平日昼前とだけあって、空いているようだった。とはいえ、岩盤浴なんて初めてのわたしは、何が何だかわからない。岩盤浴用の服を着るときに「…下着も脱ぐんだよなあ…?」などと、間抜けなことを考えていた。タオルは渡されたものを持って行くので、色で間違えないように確認してから…ロッカーの使い方を張り付くようにして確認して、眼鏡をかけていることに気づいてまたロッカーを開けて外して入れる>コンタクトだったらもっと騒いでいたことだろう
係員さんが身振りと筆談で説明してくれるので、とても助かった。のんびり横たわっていると、やや遅れて父到着。岩盤浴は女性専用もあるが、広いほうは混浴なのだ。だが、服を着ているので全くかまわない。
父が飲み物を何も持っていないので「買わなかったの?」と訊くと「買い方わかんない…」と言うので、自販機まで案内しようとしたら、父が扉の向こうで立ち止まって戸惑っている。「買わないの?」「…そこ…女湯やで」確かに壁を見ると、赤い文字のプレートがでかでかと「女」と壁に張りついていた……間抜けなわたし。

転がっていると、汗が滝のように出てくる。自覚は(わたしは)あまりないのだが、「ん?」と思って顔を拭ってみると、どう見ても手のひらに水が付着している。しかもその水は、あとからあとから出てくるのである。あんまり暑いので休憩しながら入浴するのだが、それでも暑い(当たり前です)。しかも滝のように汗をかく。頭のてっぺんからつま先までほかほかして、「冷え性? それなーに? わたし知らなーい」みたいな状態になれるので、冷え性の方は一度経験しても損はないかも。
頭皮まで汗まみれなので、最後は普通の銭湯で汗を流す。これがまた、何とも言えないほど気持ちいいのであったりする…
そして、手足を触ると、つるんとなっていることに驚いた。まるで別人の…とまではいかなくても、つるつるの肌。「うわぁ、つるつる。うわぁ」なんてつぶやきながらお風呂に浸かっていたので、心なしかお客さんが周囲から減ったような気がする(爆)。わたしの「うわぁ」は、しばらく止まらなかった…

その後は父と再び合流して、施設内のレストランでお食事。




…わたしはものの見事に湯あたりして、眼精疲労も手伝って、頭痛薬を2個ぶっ続けで飲む羽目になった。
でも、また行けたらいいな。岩盤浴
祖父に京都のお土産を持って行ったときも、父は「がんばんゆ」と説明していたので、わたしは訂正のツッコミを入れるのが大変だった……それにしても、祖父がいると父はいつもより饒舌になる。やっぱりおとうさんなんだなぁ、と、孫のわたしは2人に挟まれて、会話の卓球を楽しんでいた。