でも、1年に3度恋を失ったわたしには、ちょっと縁がなさそうなお祭り。
3度目の恋は今更もうどうでも良いけども、1番目の恋は、わたしに深い傷跡を残した。その痛みが、今も彼を想っている証拠なのかもしれない……「かもしれない」だけだけど。

あんなに好きになった人は居ない。あんなに求めた人は居ない。あんなに寝顔がいとおしいと想えた人は居ない。でも、その人はもはや、わたしからとてもはるかに遠い人になってしまった。
この胸の痛みは、しばらく続くだろう。そして時間が解決するだろう。

一時はリスカをさくさくして、ご飯も食べられないほど弱ったけど、今は感謝すらしている。
楽しい時間をくれたから。恋の意味を知ったから。




さあ、今夜は七夕。
夜空に住まう恋人たちは、巡り会えるのだろうか…?