我が家の近所には、沖縄料理店がある。決して店内は広くはないが、ご主人は気さくで良い人だ。広いお店に愛想の悪い人がいるより、ずっともっと素敵だ。そのお店がいつからあるのか、わたしは詳しくは知らない。
だけど良いのだ。美味しいから。


わたしは父とよくそのお店でご飯を食べる(料理うまくならないよ/自爆)。いつも頼むのはゴーヤーチャンプルーで、今日は久しぶりに食べたからか、更に美味しかった。あとはラフティ、ミミガー、テビチなどを父がよく食べる。有名なソーキそば(沖縄そば)もある。もちろん美味だ。
そして…ユニークなメニュー書きが多いこのお店の店内を眺めまわして、キープされている泡盛の水色の瓶を見るのがわたしは大好きだ。泡盛を「飲んでみたいなー、でも薬剤師の先生にツボで殺されるだろうなー、無理だなー」と、恨みがましく見つめて、メニューに何が追加されているか見てみた。相変わらず「青トウガラシ。辛いからって怒らんとってや」とか書いてある。
そしてその側に、わたしはある文字を発見した。
アマゾンワニ唐揚げ
…カエルの唐揚げやハブ酒なんて珍しくもないが、よりによってアマゾンワニとは。言わなければ良かったのに、わたしは「お父さん、あんなメニューあるよ。アマゾンワニやて」…というこの一言が災いしてしまい、テーブルにはアマゾンワニ(の唐揚げ)が姿を現した――

外見では、ワニだなんてわからない。


味は(頼んだものを食べないわけにはいかない)、鳥に似ていた。
もしわたしがワニアレルギーなら、明日か数時間後には、体にじんましんの世界地図がえがかれることになるであろう。
でも、かなり美味しかったな。癖になりそう。


体の具合は、昨日内科で夏バテの漢方薬を処方してもらって、少し良い。ご飯も涼しい時間帯なら食べられるし。今夜はわりと自分にしては食べたほうだと思うので、痩せた2キロもこれではすぐに取り戻してしまうような気がする。取り戻さなくて良いから、更に4キロ痩せてくれ。