こんなとき、器用な人ならばどうするのだろうか。笑顔でさらっと流してしまうのか? 器用であろうと不器用であろうと、ただ、わたしにはわたしだけの答えしか、出せないことに気づく。
それが、どんなに不格好なものであっても、わたしが選んだものは、たったひとつだけ。

誰を傷つけても、自分も傷つこうと、
わたしには、その道を貫くことしかできない。
否、わたしは選んだのだ。傷にまみれても進むことを。