まずい。
リタリンがないと、まともに出歩くこともできない。
落ちる所まで落ちて、そこから浮上していくしかないのだ…

リタリンを飲むと、病気のことを忘れる。病気になんてなってないのではないかと思うほど、活動的になって、色んなことができる。それもそうだ、覚醒剤だからだ。この文章を打っているのも、まだリタリンの効き目が切れていないときで、あとから見れば、まぁ何と軽い頭の悪そうな文章なのだと思うだろう。
主治医は「飲むとリスカが激しくなることがありますから、じゅうぶんに気をつけて飲んで下さい」と言ったが、そんなことは(わたしの場合には)ない。むしろトレドミンワイパックスソラナックスよりも落ち着いて、活気が出ているのに落ち着くとは変な言いようだが、ただ、心が軽くなって、リスカなんてしたくなくなってしまうのだ。
元気だった頃のわたしは、こんな感じだったと、体じゅうの細胞が叫ぶ。
リスカ、何それ? OD、何それ? みたいな。

最近、リタリンを飲まない日も、服を見るのが楽しい。ご飯を作るのが(食べることはどうでも良い)楽しい。
それだけが楽しいのだ。
それらを奪われたら、何も楽しくなくなってしまいそうなほどに。